簡易トイレの組み立て式|選び方と使い方のポイント5つ

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地震や大雨などで断水が起きると、真っ先に困るのが「トイレ」だと言われています。水が流れないトイレをそのまま使い続けると、排水管の詰まりや衛生面のトラブルにつながるおそれがあるため、防災グッズの中でも簡易トイレは優先度が高いアイテムとして紹介されることが多くなっています。

中でも「組み立て式」の簡易トイレは、使わないときはコンパクトに収納でき、必要なときだけ短時間で組み上げられる点が評価されています。この記事では、組み立て式簡易トイレの特徴や選び方、使い方のポイントをまとめました。

この記事でわかること
  • 組み立て式簡易トイレの基本的な仕組み
  • 選ぶときに確認したい5つのポイント
  • 使い方の基本ステップと備蓄の目安
  • 家族構成別に検討したい商品の特徴

組み立て式簡易トイレとは

組み立て式簡易トイレは、段ボールや樹脂パーツなどを使い、使用するタイミングで本体を組み上げるタイプの災害用トイレです。平時はたたんだ状態で収納でき、押し入れやクローゼットの隙間にも置きやすいとされています。

多くの製品は工具を使わずに組み立てられることをアピールしており、説明書通りに手順を進めれば1〜3分程度で完成するとされるものもあります。組み立てた本体の上に専用のポリ袋をかぶせ、排泄後に凝固剤をかけて処理する流れが一般的です。

ポイント:既存の洋式トイレにかぶせて使う「後付けタイプ」の非常用トイレとは別物として扱われています。組み立て式は本体そのものが便座・フレームになる点が特徴です。

組み立て式と後付けタイプの違い

防災用の簡易トイレには、大きく分けて次の2タイプがあるとされています。

タイプ 特徴 向いている場面
組み立て式 本体そのものを組み上げて使用。既存トイレが使えない状況でも設置できる 停電・断水時、ベランダや屋外での仮設設置
後付けタイプ 自宅の洋式トイレに袋をセットして使用 在宅避難で水だけ止まっている状況
携帯用パック 折りたたみの簡易便座とセットの小型タイプ 車中泊や外出先での一時利用
知っておきたいこと:家庭のトイレが壊れている・使えない状況では、後付けタイプよりも組み立て式の方が設置の自由度が高いという声があります。避難所や屋外での利用を想定するなら、組み立て式を優先して検討するのも一つの方法です。

選び方のポイント5つ

組み立て式簡易トイレを選ぶ際に、確認しておきたいポイントを5つに整理しました。

1. 耐水性・強度

段ボール製の本体は水分に弱いという注意点があります。屋外での使用や、雨がかかる可能性がある場所で使う場合は、耐水加工が施された製品かどうかを確認しておくと安心です。

2. 耐荷重

製品によって耐荷重の表示はさまざまで、100kg前後から150kg程度まで幅があるとされています。家族の中に体格の大きい人がいる場合は、耐荷重の数値を事前にチェックしておくと選びやすくなります。

3. 組み立てやすさ

「工具不要」「1分程度で完成」といった表示がある製品は、暗い場所や慌てている状況でも扱いやすいと評価されています。説明書の図解が分かりやすいかどうかも、購入前にチェックしておきたいポイントです。

4. 大便・小便どちらに対応しているか

非常用トイレの中には「尿専用」と表記されている商品もあるため、大便にも対応しているかを必ずパッケージや商品説明で確認する必要があります。家族で使う場合は、大便・小便どちらにも対応したタイプを選んでおくと使い分けの手間が減ります。

5. 凝固剤・袋の付属数

本体が1台あっても、凝固剤と汚物袋が足りなければ使い続けることができません。何回分の凝固剤・袋がセットになっているかを確認し、家族の人数と想定日数から足りる量かどうかを計算しておくことが大切です。

組み立て式簡易トイレの選び方を商品で見る

ここでは、組み立て式・段ボール製の簡易トイレとしてよく紹介されている商品のタイプを、特徴ごとに整理しました。実際の購入前には、最新の仕様や付属品の内容を販売ページで確認することをおすすめします。

アイリスオーヤマ 簡易段ボールトイレ DKT10

家庭用の防災用品を幅広く手がけるメーカーの非常用トイレで、段ボール製の本体を組み立てて使用するタイプです。コンパクトに収納できる点や、家庭の備蓄品としてまとめやすい点が評価されています。使用時はポリ袋と凝固剤を組み合わせて使う方式で、在宅避難での備蓄用途に向いているとされています。

組立式 簡易トイレ(耐荷重タイプ)

耐荷重100kg前後を目安に設計された組み立て式タイプで、工具を使わずに短時間で組み上げられる構造が特徴とされています。便座のフタ部分を踏み台として使えるという紹介もあり、省スペースな防災グッズとして倉庫や車のトランクに積んでおく使い方も挙げられています。

避難行動要支援者向け 段ボール製簡易トイレ(介護対応タイプ)

高齢者や要支援者の利用を想定した段ボール製の簡易トイレで、自宅の洋式トイレに近い高さに設計されているタイプがあります。手すりや背もたれが付いたモデルも紹介されており、福祉施設や避難所での利用例も見られます。家族に高齢者がいる場合の備蓄候補として検討しやすい商品です。

使い方の3ステップ

組み立て式簡易トイレの基本的な使い方は、どの製品でも大きくは変わらないとされています。

  1. 本体を組み立てる:説明書の手順に沿って、フレームやパーツを折り広げて本体を形にします。
  2. ポリ袋をセットする:便座部分にポリ袋をかぶせ、ズレないように固定します。
  3. 使用後に凝固剤を入れる:排泄後に凝固剤をかけ、袋の口をしっかり閉じて処理します。
注意点:製品によっては「本体のみでの使用は避け、必ず専用の袋をかぶせて使用する」ことが案内されています。また、直射日光や高温多湿の場所では本体が傷みやすくなるため、保管場所にも気を配っておくと長く使いやすくなります。

どれくらい備えておけばよいか

断水や停電が長引くケースを想定して、トイレの備蓄は最低でも1週間分を目安に用意しておくとよいという指摘があります。1人あたり1日5回前後の使用を想定すると、家族の人数と日数をかけ合わせて必要な袋・凝固剤の数を計算しておくと、不足を防ぎやすくなります。

家族構成 1週間の使用回数目安
1人暮らし 約35回分
2〜3人家族 約70〜105回分
4人以上の家族 約140回分以上

本体は1台あれば繰り返し使えますが、凝固剤と袋は使い切りになるため、消耗品として定期的に買い足しておく必要があります。賞味期限のある非常食と同じように、購入日をメモしておき、数年に一度は内容を見直しておくと安心です。

置き場所と組み合わせたい防災グッズ

組み立て式簡易トイレは、使うときにプライバシーを確保できる場所とセットで考えておくと安心です。目隠し用のポンチョや簡易テントと組み合わせて、ベランダや玄関先でも使えるように準備している例もあります。あわせて、懐中電灯や防災ラジオなど停電時に使う照明・情報収集手段も近くに置いておくと、夜間でも落ち着いて使用しやすくなります。

保管場所は、玄関近くの収納や車のトランクなど、すぐに取り出せる場所が向いているとされています。非常食や保存水と同じ防災リュックにまとめておくと、持ち出すときに迷わずに済みます。

まとめ

組み立て式簡易トイレは、使わないときはコンパクトに収納でき、断水や停電といった非常時に必要な分だけ組み立てて使える点が特徴です。選ぶときは、耐水性・強度、耐荷重、組み立てやすさ、大便への対応、凝固剤や袋の付属数という5つのポイントを確認しておくと、自分や家族の状況に合った製品を選びやすくなります。使い方自体はどの製品でも大きく変わらず、本体を組み立てて袋をかぶせ、使用後に凝固剤を入れて処理するという流れが基本です。1週間分を目安に備蓄量を計算し、懐中電灯や防災ラジオなど他の防災グッズと一緒に、すぐ取り出せる場所にまとめておくことをおすすめします。

簡易トイレの組み立て式|選び方と使い方のポイント5つ

組み立て式の簡易トイレは、災害時にトイレが使えなくなるという生活の中でも大きな不安を軽くしてくれる防災グッズです。耐水性・耐荷重・組み立てやすさ・大便対応・凝固剤の付属数という5つの視点で比較し、家族の人数や想定する日数に合わせて必要な数量を備えておくことで、いざというときにも落ち着いて対応しやすくなります。この記事を参考に、自宅に合った組み立て式簡易トイレの備蓄を見直してみてください。